
アイウェアメーカーW社 企画部
サングラスの次期モデルを企画中に、課題点が次々と見つかって…
評判通りのポテンシャル!ポリカーボネートの代替にピッタリな新素材とは
解決
解決のポイント
ポリプラ・エボニックのトロガミド® CXシリーズは、フレーム向けのトロガミド® CX7323、レンズ用のトロガミド® トロガミド® myCXと、アイウェアに最適な素材をラインアップ
ポリカーボネート等による課題を、トロガミド® CXシリーズは一気に解決できる特長を有していた
ポリカーボネート等の課題をすべてクリアした、新素材を発見!
N氏は情報収集を化学業界にも広げました。化学系の専門紙のオンラインサイトで、ポリプラ・エボニックの「トロガミド® CX」を発見します。すぐに問い合わせて、後日詳しく話を聞くことにしました。
N氏のもとを訪れたポリプラ・エボニックの担当者によると、トロガミド® CXシリーズは、フレーム向けにトロガミド® CX7323、レンズ用にはトロガミド® myCXをラインアップ。アイウェアに適した素材で、課題解決に十分応えられる性能を有していました。
「こういう素材もあったのかと、驚きました。サングラス以外にも、カシオのG-SHOCKムーブメントのケース本体にも使われている素材で、耐衝撃性についても信頼があります。トロガミド® CXシリーズはアクリルに匹敵する優れた透明性、高い透過率を有します。また、製造時にネジ穴加工でのクラック発生を抑えられるため、歩留まりがよく生産性が向上すると思われます。加えて低吸水性、寸法安定性も備えることから加工性に優れる素材です」(N氏)
そのほかにも、今までの透明樹脂では考えられなかった耐薬品性、耐油性にも優れていることから、整髪料・日焼け止めなどに触れても劣化症状が出にくいためトロガミド® CXシリーズなら耐薬品性を確保するためのコーティングは必要がありません。
また、眼の疲れに繋がると予想されている成形時の「ひずみ」についてもポリプラ・エボニックは認識しており、トロガミド® CXは「ひずみ」を抑えられることも画像を使って解説してくれました。

トロガミド® CX7323、トロガミド® myCXに大変興味を持ったN氏は、早速、サンプルを提供してもらい、何パターンかの試作フレームとレンズを評価してみました。結果は説明通り、すべて上々の結果が得られました。
企画部で検討した結果、次期モデルにはトロガミド® CX7323ならびにトロガミド® myCXの採用が決定。現在はリリースに向けて、デザインやラインアップの検討が進んでいます。